Y.S.PARK Official Blog
Welcome To Y.S.PARK
Photo Shoot - Vol.1
Y.S.PARKでは、毎月定例で創作活動としてヘアスタイルの写真撮影をおこなっています。毎月の写真に撮り収めた作品は、Webにアップロードしたり、PRに用いています。
このような、ヘアスタイルを撮影し作品にすることにあたっては、様々な段取りが必要になってきます。素材になるモデル探し、衣装、Hair & Make-up、ライティング、カメラワークなどなど、様々な要素が混ざり合い、完成されていくのですが、最終的には、テーマに沿っての「一枚の絵」にしていきます。
この写真撮影会を行うにあたり、いろいろなスタッフが参加していますが、主に段取りや運営を行っているのは、専任の撮影チームです。撮影チームのメンバーはY.S.PARK各店舗からのメンバーで結成されています。そして、チーム内の仕事は、一人一人に役割分担をして行っています。Modelさんを手配する担当、ヘア担当、Make-up担当など、各担当者がいるのですが、テーマに合わせたヘアやトレンドを押さえたMake-up、Y.S.PARKとしてのコンセプトに沿っているかなどを事前に担当者が話し合い煮詰めていきます。担当者の中には、スタイリストもアシスタントもいるのですが、皆、責任ある自分の役割を果たしているのではないかと思います。
実際の撮影現場では、皆で話し合ってもなかなか形にしていくことが難しく、一人で行うのとは違い、細かい意見の相違があります。
プロとして自分の役割のなかで意見をぶつけ合うことも大切なことですが、チームとして調和していくことも大事なことです。そして、ある程度まとまったなかで、実際ヘアを作ってみますが、写真に収めると、どうも違うということが多々あります。今の写真撮影は、出来上がりをすぐにPC画面で見ることができますから、便利な反面、イマイチという時もすぐわかります。
トライ1からスタートして、すこしずつ変化、アレンジを加えていきます。トライ2、トライ3、多いとトライ5ぐらいまで決まらない時もあります。ですが、自分達で主催していますので、時間のゆるす限り納得いくまで、行っていきます。
- D.I.Y. -
その他の事もほとんどですが、撮影自体、外注などはせず、全て自分達でおこなっています。スタジオは借りません、店舗に設営して行います。カメラもプロにはお願いしません。全てが自前です。もし、外部の人にお願いした場合、伝えにくいという事もありますが、出来上がりが良かったとしても、「何かが違う」ものになってしまうのではないかと思うのです。
最近よくいわれています、D.I.Y. 「Do It Yourself」「自分達で出来ることは自分たちでやる」というのは、とても大変な事なのですが、反面、そのほうが、ブレが少なく、納得いくまで取り組めますし、達成感もあります。
なにしろ、ヘア以外は全くの素人の状態からスタートしていますので、いろいろと勉強にもなります。
そのような観点からみますと、Y.S.PARKは、創立以来、一貫して独創的なコンセプト、ヘアデザインを常に掲げていますので、自分達の拘りを、出来る限り再現できる。または表現しやすい環境ではないかと思っています。
- Our Tools -
撮影時に使用しているコーム、ブラシは、Y.S.PARKオリジナルを使います。私たちのツールは、海外輸出をし世界中で販売されていますので、海外の美容師にも人気で多く使っていただいています。人気の理由は、使う立場に立った使い勝手のよさ、機能性が形になったデザイン、細かいデザインにも対応出来る、多種多様の種類があるからです。撮影には欠かせないアイテム達です。
そして、スタイリング剤も、Y.S.PARKのオリジナル製品です。数十種類の中から、チョイスしたスタイリング剤を使うことによって、狙った質感を再現していきます。オリジナルのスタイリング剤にも拘りがあり、シャンプー類は、生分解する成分で作られており安全です。ジェルやポマードも水性で作られていたり、環境と使い勝手を考えた製品作りがなされています。「有害なガス製品を作らない、使わない」ということも拘りです。撮影の時に使われることが多い、人体と環境に有害なガス式のヘアースプレーも、Y.S.PARKでは使用することはなく、オリジナルのミストを使用しています。また、ガス式スプレー類に頼らずにスタイリングができるように普段からトレーニングしています。
コンセプトに沿った道具を使って作り上げていくのも、ヘア作りの拘りの一つです。Y.S.PARKの商品やツール類は、もともとY.S.PARKのヘアスタイル作りの中でのノウハウから派生していますので、私たちにとって、最もベストマッチする、ヘア作りをする上で欠かせない、まさに「史上最強ツール」であると思います。
- Education -
毎月、行われているこの撮影会、創作の場であり、そして教育の場でもあります。参加している撮影チームのメンバーが、いつものサロンワークを離れてカメラのファインダーを通してヘアを見る。全体的なイメージ、女性像、フォルム、ディティール、テクスチャー、細部も写真では作った通りにしか写りません。ヘアに対して、誤摩化しはききませんので妥協せずに行います。本当の意味で自分の作った作品を客観的に見るということは、撮影を通してが一番勉強になることだと思います。
なによりも、皆で一つのものを作り上げるという事は、どんなことでも大変なことです。ですが、一つのものを作り上げるなかで、拘りを共有、調和し目的に向かって一丸となることは尊いことですし、やりきった時の達成感も違います。皆で一つのものを作り上げる事によって、なにかエネルギーが生まれ、ひとりでは成し得なかった新しい形が出来上がっていくのではないでしょうか。そして、皆がそれを噛み砕いて吸収し、さらにスキルアップしているように感じます。
美しいデザインは、人を幸せな気持ちにさせてくれます。
私たちの、このような活動を通して、ひとりでも多くの方の役にたてればと願っています。
by - Keiko Suzuki
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